実家から送られてきた10年以上前の写真。
昔々、写真を勉強していた妹が私を被写体にしていたっけ。
実は写真を撮るのも撮られるのも私は苦手。
でも、妹の「目」という心のフィルターを通した「私」はとても強くて、優しくて
被写体になることが全く苦ではなかった。
私の好きな映画監督クシシュトフ・ケシェロフスキの作品は
どんな状況も、どんな人物でも愛おしく
汚れなく、美しく、澄んだ冬の空気みたいに描かれている。
この監督は、こんな目線で世界と対峙しているんだな、と
衝撃を受けた記憶が瞬間的に蘇った。
そう、どんな現実も自分の見方次第。
心根ひとつで世界は変わる。
そんなことをずっと昔の私から教えられた夜。
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