今朝、とても大切な方の人生に幕がおりた。
涙が溢れた。
いつも穏やかな声でやさしく私の名を呼ぶあの人はもういない。
一緒にいる時は、まるで極上のハチミツを子供みたいにお行儀悪く
ビンから直接指ですくって、舌の先でゆっくり味わっているような
そんな気分で甘えていた。
イギリス紳士のようにシャンっと背筋を伸ばして
いつも極上の品をさりげなく身につけ
凛とした面持ちとウィットに富んだ会話で
世の中には沢山素敵なものがあることを私に教えてくれた
第二の父とも言えるあの人へ
いつか贈りたかった澄みきった香りを
奇しくも本日、取り扱うことが決まった。
多分私にとっては、一生忘れられないフレグランスになるだろう。
甘い夢はもうみられない。
でもこの香りが、素敵な記憶をきっと呼び起こしてくれるだろう。
細胞のひとつひとつに
あの方の魂がしみこむように。
甘い夢はもうみられない。
でもこの香りが、素敵な記憶をきっと呼び起こしてくれるだろう。
細胞のひとつひとつに
あの方の魂がしみこむように。
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