若い頃、着物の着付けを習った。
単純に、興味があったから。
その頃は、この知識が何かに役立つなんて
全く予想も出来なかった。
大人になり、スタイリストアシスタントや
劇団の衣装などの仕事で
着物に触れる機会が訪れた時
思い出の引き出しを精一杯こじ開けて
仕事をこなしていった。
習っていた頃の詳細な記憶はないというのに
考え込む前に手がするすると動いていく不思議な感触。
習った、という事実はちゃんと「経験」としてしっかり刻まれていたんだな
って、驚いたことがある。
そんな訳で、私にとってゆかたは
「無駄なことは何一つないよ、全てにちゃんと意味があるんだよ」
19日は、神宮花火大会。
セモアスタッフ一同
ゆかた姿で皆様をお出迎えいたします。
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