2012/02/01

One's eyes








実家から送られてきた10年以上前の写真。

昔々、写真を勉強していた妹が私を被写体にしていたっけ。

実は写真を撮るのも撮られるのも私は苦手。

でも、妹の「目」という心のフィルターを通した「私」はとても強くて、優しくて

被写体になることが全く苦ではなかった。


私の好きな映画監督クシシュトフ・ケシェロフスキの作品は

どんな状況も、どんな人物でも愛おしく

汚れなく、美しく、澄んだ冬の空気みたいに描かれている。


この監督は、こんな目線で世界と対峙しているんだな、と


衝撃を受けた記憶が瞬間的に蘇った。


そう、どんな現実も自分の見方次第。

心根ひとつで世界は変わる。

そんなことをずっと昔の私から教えられた夜。






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