2010/08/17

Supplement



若い頃、着物の着付けを習った。

単純に、興味があったから。

その頃は、この知識が何かに役立つなんて

全く予想も出来なかった。



大人になり、スタイリストアシスタントや

劇団の衣装などの仕事で

着物に触れる機会が訪れた時

思い出の引き出しを精一杯こじ開けて

仕事をこなしていった。



習っていた頃の詳細な記憶はないというのに

考え込む前に手がするすると動いていく不思議な感触。

習った、という事実はちゃんと「経験」としてしっかり刻まれていたんだな

って、驚いたことがある。



そんな訳で、私にとってゆかたは

「無駄なことは何一つないよ、全てにちゃんと意味があるんだよ」

そんなことを思い出させる象徴になっている。


こういう意味づけって

自己満足にすぎないけれど

ちょっとだけ気持ちを軽くするサプリメントのようなモノたちが

たくさんあるのも悪くない。






 
19日は、神宮花火大会。

セモアスタッフ一同
ゆかた姿で皆様をお出迎えいたします。



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